バイオリン、左の指寝てない?

バイオリン
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左の指がどうなってるか

バイオリンを練習しているとき、教室の先生から「音がはっきりしない」と言われたことがあります。

スラ―で弾くとき、指が寝ていたらしく音がぼやけて聞こえたそうで。

自分でもなんとなくふわふわ~とした音だとは思っていたんです。

ギターを弾く人に、わたしの指の先に豆ができていないかチェックをされたことがあって、「弦楽器を弾く人らしくない指先やな~」と言われたことがあります。

左手の使い方がいまいち分かってなくて、

「どれくらい弦を押さえたらいいのか」

「力を入れすぎたら指板が下がって、しまいに楽器を落としそう」

などと思っていました。

疑問はふ~っと浮かぶんですけど、オケの練習中にはそういうことが質問できませんでした。

そんなことも知らずに同じオケに入って弾いてるのか!!と思われるのが恥ずかしかったのが理由。

そう、それくらい初心者だという自覚はありました。

弦は、たとえば「ド」が出る場所を触れば「ド」の音が出ます。

ふわっと押さえようがきっちり押さえようが、です。

なのでふわりふわり弾いていました。この弾き方だと、早いパッセージもなんとなく弾けていたのです。

そしてですよ!練習していると、演奏会に耐えられるくらいには音を鳴らせるようになるんです。うまくはないけど足を引っ張らない程度には鳴・ら・せ・る。いや、正確には音を出・せ・るだけ。

でも、このままでは弾けてないのに弾けてる顔をしてる人になってしまうと思って、オケを中断して個人レッスンに通い始めました。

さて、話は逸れましたが。

素人感覚ですが、指が寝ている方が早く動きそうな気がしていたのですが、それは間違いで、早くは弾けないし、きれいに音が出ていないのだそう。

演奏会の曲でも『presto』(すぐに、急いで=非常に速く)と指示された箇所があります。速い曲はめちゃくちゃ早いです。

どれだけ練習しても、指がこんがらがります。

ただ、これも練習を重ねると指が記憶してくるのだと思いますが、不思議とそこそこいい感じに弾けるようになってくるんです。いや、そう思っているだけで、実は雰囲気だけなんですけど。

おまけに、指揮者が勢いづいて演奏会当日、どこまで加速すんねん!と思うくらいに早くなる時があります。

私の場合、そういうときはきっとエアーになってるんだと思います。

とにかく変な音出さずに本番が終わればこっちの勝ち・・・です。

で、個人レッスンの先生に「早いところで指がこんがらがります」と相談すると、

「基礎をしっかりやって指がきちんと押さえられてくると、早いパッセージも弾けるようになりますよ」と。

しかも「年齢はあまり関係ないです」と。

音をはっきり、早くだすために

では、どうすれば音をはっきり出せるようになるでしょうか。

答は簡単でした。

『第1関節で曲げて、上からしっかり指板を叩くように振り下ろす』ようなイメージで弾くのがいいらしい。

また、弦を押さえるところは指の『腹』ではなく、もうちょっと爪側の内側。

逆にわかりにくいわ、という声が聞こえてきそうな写真ですが、1枚付けてみました。

第1関節をもう少しきちんと曲げて、指板に対して真上から指を振り下ろすのです。

何度か弾いて練習してみると、自然に第1関節で曲がるようになってきました。油断は大敵ですが。

また、弦をきちんと上から押さえられるようになると、弓で弾かなくても、左手の指でトントンと弦を叩くだけで、小さくその音が聞こえてきます。

ただ、小指はどうしても斜めになりがちです。

わたしの手は大きい方だと思うのですが、それでも気を抜いてると伸ばし切れておらず、半音低い音が出てしまいます。

まだまだ課題が多いですね。

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