バイオリンの先生から『日々是好日』という小説を薦められました。
なぜ『日々是好日』なのか
先生は茶道もたしなまれるそうで。ある日、『日々是好日』という小説を読んでみたらと言います。映画にもなった小説です。
なぜ先生がこれを薦めたのか。曰く、バイオリンの練習に通ずるものがあるそうで。
さっそく買って読み始めました。
すぐに、「バイオリンに通ずるものがある」という意味がわかりました。
日々が大切であることを教えてくれます。頭で考えるより慣れろ。ネタばれになってしまうので、内容は詳しくは書きません。むしろその「心」を知るために読んでほしいです。
初心者の練習~バイオリンも日日が大切
楽器は反復練習が大切だとよく聞きます。1曲の楽譜の中にどれだけ練習しても足りないところがある。特に初心者であるわたしの場合はそれがたくさんあります。どれだけやっても指がついていってくれない。
最低でも1日に1時間は楽器を毎日触りなさいと言われたので、ここ3週間ほど騙されたと思ってやってみました。
ゆっくりと、ペースを乱さず、楽譜通りに。左手の指は、1音1音しっかりと、まるで腿上げのようにトントントンと弦を押さえる。
これを繰り返すことで、いつの間にか指が自然に押さえる場所とタイミングを覚えている・・・ところまでいくにはまだまだなんですけど、確実に前よりはうまくなった気がします。
でもね、ちょっとサボるとすぐにバレます。指はあっさり忘れます。だから、本当にこの体に染みるまで何度も何度も繰り返すのです。なんでも「慣れ」です。
しかも、一音一音しっかり音を出しているつもりが、すぐに早く弾くことを意識してしまい、弦の上で指が滑る。早く弾くためにも、いまは我慢して音をしっかり出すことを目指します、はい。