医療保険見直し 既往歴との関係

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むかし加入した保険。必要なときに役に立たなそうなので、見直してみることにしました。ただし、既往歴アリが難点です。 ※わたしの体験です。

医療保険の種類と特徴

医療保険には、「更新型」と「終身型」がありますが、わたしが数十年前に入った保険は「更新型」です。10年ごとにけっこうな感じで料金が上がるのです。はじめの10年目の更新時はほんとうに驚きました。

一方、「終身型」であれば、加入したときの保険料のまま変わりません。実のところ、加入したときはそういう部分をあまり深く考えていませんでした。説明も、「更新型です~」というだけで、具体的にどれだけ上がるかは説明してもらえず、ただただ保障内容とそのとき提示された保険料だけをみて決めていました。

どうせなら保険料が低いうちに「終身型」で加入して、そのまま歳を重ねていきたかったところですが、支払う保険料でみると、若いうちは「更新型」の方が安くてお得とのこと。でも・・・わたしが保険を見直したいと思った理由は、加入している保険の保険力が乏しかったからなのです。

一昔前に加入した保険 手術の保険力

最近の保険は、「公的医療保険対象」の手術であれば保険金を支払うというものがほとんどではないかと思います。でも、わたしが加入したときは、「約款に定める手術」だけが保険金支払いの対象でした。

人生何が起こるかわからないので、「約款に定める手術」だけが対象となると、頼りないわ不安やわで、そうなるとやっぱり最近の「公的医療保険対象」という保険へ変更したくなります。

保険の見直し

既往歴があると保険の見直しが難しい

もやもや病になって、手術が必要になりました。保険会社の担当者に連絡をしてみると、入院については問題なく保険金が支払われるが、手術については会社に確認してみないとわからないとのこと。

んん? 頭の手術ですよ?

と思いましたが、これが「約款に定める手術」に該当しないと払えないということの意味なんだと思い、将来に一抹の不安を感じたりして・・・。

病院で正式な手術名を教えてもらって担当者に伝えた結果、数日後に「お支払いできます」と返事を頂いたのですが、今後のことを考えるとどうにも頼りない。毎月払う保険料ですから、他に良いものがあれば乗り換えたいというごく自然な衝動にかられました。

で、同じ保険会社に手術をもっと広くカバーしている保険はないのかと聞くと、「最近はそういうのが出てます」とのこと。しかし、「病気の内容と照らし合わせて確認してみましたが、他の保険に入り直すことは難しいです」と言われました。

既往歴があるうえに、それが根治しないやつだからです。

残念ながら、わたしの場合、この保険でやっていくしかなさそうですが、いまは既往歴があっても入れる保険があって、足りない分を補うために検討してもよさそうです。

既往歴があると保障を大きくできない

さらに、入院日額が5,000円だったので、不足するかもしれないと言われました。じゃぁ、入院日額を増やしてください!と言いましたが、これも×。保障を増やすことはできません、とのこと。

しかしながらその担当者さん、ご親切に、別の保険会社で既往歴があっても入れるやつを紹介してくれました。そのむかし、わたしにこの保険を勧めてくれたとき、「入院やら手術なんてめったにないことですから」と保険金を抑えていたことを思い出したらしいのです。

それがまさかほんとうに病気で保険金にお世話になって、この先も治らない病気だったということで罪悪感があったのでしょうか。その気持ちに感謝です。彼女、今はもうこの世にいません。がんで亡くなりました。

だからこそ、余計になんとかしなければと思ってくれたのかもしれません。モヤは特定疾患なので手術費用は心配ないですが、入院には何かとお金がかかりますから・・・。

更新時、思わぬ高額な保険料に

わたしが入っていた「更新型」保険は、75歳で払い込みが終了するタイプで、医療保険は終身です。ずっと払い続けない代わりに更新時にはドカンっと値上がりするということでしょうか、更新時にはすんなり「OK」とは言えない保険料を提示されました。

そこで、再び担当者に質問です。「保険料を下げることはできないか」と。これがなんの問題もない保険だというのならまだしも、手術の保障内容に不安がある保険に、そんな高額で払い続けていくのもイヤだな~・・・っというわけで、削れるところがないか相談です。

そしたら、無駄なものがあることがわかりました。死亡保障です。自分が死んだ後にお金を遺したい家族などがいる場合にはあった方がいい保障ですが、わたしには子供がいないので、死んだあとは焼いてもらう分だけあればいいのです。

死亡保障を削って公的保険で補うのも手

ちなみに、公的保険で埋葬料(健康保険や協会けんぽ加入者)やら葬祭費(国民健康保険加入者)もあるので、忘れずに請求するよう、家族あてにエンディングノートでも書いておこうと思います。

というわけで、死亡保障やらなんやらそのときに特約で入っていたものを見直してみたら、更新後の保険料が更新前の保険料より安くなることがわかりました。

これで、今回はひとまず更新決定(保障内容は大幅削減)。節約になったので、老後資金に貢献できるでしょうかね。

最後に

保険はそれを選ぶべきか難しいです。いまでこそ組み合わせがいろいろできるものも出てきていますが、選択肢が多いのも困るものです。

誰かに相談したいけれど、その相談相手が手数料のことを頭に入れていないとも限りません。

カウンターで複数社の保険を相談するタイプのところは、「オススメ」といって、そのときのマージンがいいものを提示してくるそうで、あれも提携する保険会社がキャンペーンをはってるそうで、毎月違う保険会社の商品を「オススメ」されるかもしれません。

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