これは特にセカンドバイオリンに言えることかもしれません。
初心者のわたしには苦痛な新しい曲
今年の夏に初めてのオーケストラに参加させていただきました。とにかく夢中になって練習しました。演奏会の直前はさすがにパートの音を覚えて、周りの皆さんになんとかついていけるようになっていました。とはいえ、実は3曲中1曲+アンコールだけの参加で許してもらってたので、みんながトータル4曲の練習に勤しんでいたところ、わたしはその2曲だけに集中できたのです。
で、その演奏会が終わってから、この先のバイオリンとの付き合い方をどうしようかと思っていたところ、別のオーケストラに誘ってもらったのでとりあえず行くことにしました。
夏の演奏会が無事に終わったことで、ちょっと調子に乗ってしまってましたかね。
それで巡り合った曲がそらもう難しいったら!
♪が多いわ、楽譜を読み慣れていないから1曲を弾くのに時間がかかるわかかるわ、音も絶対音感なんてあるわけないから、一音一音電子ピアノで確かめながら弾いたりして。そしてリズム感が怪しいもんだから、スマホに取り込んだ曲を聞きながらリズムを確認するのに時間がかかるかかるわ。おまけにスコアを買えていないためにこれもスマホに取り込んで、それをときどき小さい画面で確認しながら弾き進めていくのです。
指の位置や楽譜の♪を脳を通じて指に伝えるその速度が鬼のように遅いので、楽譜に指番号も書き込むのですが、指も右腕も基本がなってないために変な動きになるために、それもときどき鏡の前に行っては確認しないといけないし、ほんとうに苦痛です。
他に練習の仕方があるなら教えてほしいものです。
新しい曲に取り組むのは、本当に骨が折れる作業です。
曲も、自分が知らない曲だと、弾いてても正しい音なのかどうなのかもわからない。
セカンドバイオリンのサガ
さっき、スマホで曲を聞きながら進めると書きましたが、セカンドバイオリンは、どんなに耳を澄ましても消えないところが多いのです。♪の音、電子ピアノがなければ、その音で合ってるのかどうかさっぱりわかりません。
それでも何回かめげずに、合同練習にも参加し、家や練習室を借りて練習していたら、なんとなく曲がわかってきて、ついていけるようになってきました。練習に参加するというのはとても大きいです。周りに同じパートを弾く人たちがいるので、音やリズムがして確認できるし、自分が勘違いしてたところも発見できます。
そういうことを繰り返して少しずつ分かるところ、弾けるところが増えてきました。
ここまでくるのが辛かったです。でも、ここから先はたぶんちょっと楽しい。
早いパッセージは相変わらず苦手だし、やっとモノにできたと思っていたリズムを忘れてしまって、またやり直したり、ほんとうに大変。
まとめ・・・なんでも慣れなんだなぁ
それでも日々ちょっとの時間でも練習していたら、指が曲についてきてくれる。どうも慣れてきたみたいです。
気づいたら、次の演奏会の曲を全部練習できてるんです。3曲プラス2曲。そう、5曲も!
しかも、ちょっと難しい曲なんですよね~(自慢でもなんでもなく、ほんとうにやっかいな曲ばかり)。
ただ、こんな風に日々多くの曲を一度に練習できるところまでこれたのも慣れなんでしょうね。
毎日バイオリンを触っていたから。
慣れといえば。今日、久しぶりにスカートを買ったのですが、試着したなかの1枚の記事が軽くて、けっこうスースー空気が入ってくるのでお店のお姉さんにそれを伝えたら、「慣れですよ」といって笑ってらした。
そんなもんですかね、スカートも。