エンディングノートを書こうかと思う

エンディングノート 生活
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まだ先でいいやと思っていたけど、もしかしたら明日事故にでも遭って母と話せなくなるかもしれないから、エンディングノートを書くことを考えてみた。

財産はないが、借金はある

財産はない。

だけど、ローンが残った家があるので、仮にいまわたしの身に何かあったとき、母がどうすればいいか・・・くらいは書いておこうと思う。

マイナスの財産があるということは、相続を放棄するかどうかを真剣に考えてもらわないといけない。

母が兄や妹の家に行かず、ずっとこのマンションでいいというなら、今更引っ越さずにこのまま住み続けたらいい。

けど、もし引っ越すのなら処分してもらわないといけない。ローンが終わるので、抵当権も抹消よろしくです。

細かいからこそ書かないといけないことがある

入っている保険のことも、どこの銀行に口座があるかも、書いておかないと家族があとで困る・・・。

車もあるんですよね~。誰かが乗るなら名義変更してもらわないと。

仕事関連であちこちに連絡してもらわないといけない。

少ない友人たちにも。

オーケストラの誰かにも連絡してもらって、「わたしがいなくなっても素晴らしい演奏をしてください」と伝えてもらわなければ・・・。

あ、これはわたしがいなくても、というかいない方がむしろ素晴らしい演奏だった!!

気を取り直して・・・。

お墓のこと

前に母が、「お兄ちゃんにあんたをお墓に入れてあげてって頼んでおいた」と言ってくれた。

お墓は、それを管理する人が同意した親族でないと入れないのです、たしか(法的には問題ないのですが、お墓の使用権者とか管理者の同意が必要だそうです。ググってみてください)。

わたしの場合は未婚の子になるので、実家のお墓に入るのが一般的だとのことで、兄が承諾しなくても入れるようではありますが。

わたしには子供がいないので、ずっと先(?)には兄の娘たち(わたしの姪っ子たち)にお墓の管理を任せていくことになります。

でも、彼女たちが遠くへ嫁いでしまったら、誰がお墓を管理してくれるんだろう・・・。

いまのうちに墓じまいを考えておいた方がいいかもしれない。

お葬式のこと

普通でいいです。

誰もきてもらわなくていいです。

お香典とかも要らないので、その代わりに香典返しもいたしません。

棺桶にはバイオリンを入れてくれと言いたいところですが、もし誰かが使いたいと言ってくれるなら、ぜひ使ってもらいたい。

お葬式も、病院で死んだら直葬でいいです。もし、一晩くらい・・・と思ってくれるんならお任せします。

言われてみれば、ちょっと死化粧くらいはしてほしいかもしれません(誰も何も言ってないけど)。

あ、遺影がないので、2年くらい前に宮島に行ったときの写真で馬鹿笑いしてるやつ、あれでお願いします。最近、あんなふうに笑っている写真がないので。

この、「遺影」。遺してあると家族は助かります。父が亡くなったとき、遺影を探すのに苦労しましたから。

スマホのこと

次は、スマホについて。まずい写真はないと思いますが、まぁ、できれば一括削除しておいてください。

ネットのアカウント

サイト名とID、パスワードを書いておくので、お手数をおかけしますが、1件1件アカウントの削除をお願いします。

延命治療とかその辺のこと

命の灯がいよいよ・・・というとき、延命治療は要りません。この辺りは「尊厳死宣言書」を準備しておこうと思います。内容証明は必要でしょうかね。いまや9割を超えるお医者さんが「尊厳死宣言書」を受け入れると聞きました。

モヤモヤ病のため、検体に提供します。使える臓器は使い切ってください。効率的なところはわたしらしい。

その他

健康保険証や年金の手続。それから、母がここに住み続けるなら、家の光熱費などの名義変更をしてください。住まないなら出るときに解約を忘れないようにしてください。

ベランダにいる鉢花ふたつ。こないだ買ってきた赤い花のことですが、できるだけ長く咲いてくれるように、お世話をしてください。冬には強いのですが、霜にだけは気を付けて。日差しが強いときは、日陰に移してください。

水は、鉢の土の表面が乾いていたらたっぷりとあげてください。暖かい日にね。

最後のメッセージ

あ、なんかこんなこと書いてたら、ほんとに『最期』みたいですが、違いますよ、明日も同じように朝起きてそこそこの活動をします。

さて、エンディングノートは遺言書と違い、いろんなことを広く広く書くことができます。大切な人や尊敬する人へのメッセージも。

できれば元気なうちに口頭で伝えたるのがいいのでしょうけれど、なかなかできません。なので、ここでちょっと書いておきます。

「最後に、みんな、なんやかんやあったけど、いままでありがとう。

先生、わたしをあきらめないでいてくれてありがとう。ちゃんと言葉で伝えたかったけど、口にするとどんな反応されるかが怖いので、書いて終わりにします。

お母さん、毎日ご飯と掃除をありがとう。お互い、けんかも我慢もしたけどなんだかんだいって楽しかったな~とわたしは思います。

あちこちに遊びにも行ったし、思い出もそれなりにありますね。もっと楽しい思い出だらけにしたかったけど、これもわたしたち親子の在り方です。

ほんとうに、ほんとうにありがとう」

あ、何度も言いますが、これは本当の最期ではありません。

わたしは死なないし、死のうともしていないので、勘違いして発信元とか探さないでくださいね。ただのエンディングノートに書こうと思う内容ですから。

終わりに

エンディングノート、市販のものや無料で配布されているものがありますが、それぞれに用意された項目が異なります。

項目がない普通のノートを使うのも手ですが、それだと、項目を自分で考えないといけません。項目が用意されていると、書くことを思い出させてくれます。

また、エンディングノートは60代や70代で書くものだと思っているかもしれませんが、人はいつにどんなことになるかわかりません。また、書くことがたくさんあるし、それぞれけっこう考えながら書くのでエネルギーが要ります。

なので、人生で一番若い今日にでも書き始めるのがいいと思います。だって、書いてみるとわかりますが、けっこうほんとうに思い出しながら書いたりして、時間も頭も使いますから。

また、小さい子供がいて、その子のために遺すものがあるならそれも書いておかないといけません。保険のことや預貯金、財産は大事な情報です。

実は30代とか40代とかそういう若い人こそ書くべきものなのかもしれません。

エンディングノート、いろんな種類がありますが、自分に合ったものに巡り合えたらいいですね。

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