老後資金が足りないと聞いて

老後の資金どうします? 生活
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金融庁が発表した老後資金2,000万円不足試算のニュース。それを聞いて貯金ない国民わたしがまず考えたことは暗い未来ばかりでした。

そんな弱い立場からこのニュースを聞いた反応を書きます。

ここ数日、「金融庁が老後資金の資産形成を促す報告書をまとめた」とのニュースがテレビなどで流れております。なんでも、95歳まで生きるとすると夫婦で2,000万円は必要なのだとか。

今更言われても・・・

今更言われても、人生設計やり直す時間ないんですけど。

「長期・分散型の資産運用」をうたわれてますが、余裕資金を老後のために運用できる人は一握りではないでしょうか。報告書によると、退職金を含めた資産管理や定年後の就労を検討するよう求めているそうですが・・・。

まさか、全国民が退職金をもらえると思ってるんじゃないですよね。

必死で毎日毎日働いても、収支がトントンで貯金なんてとんでもないっていう人はたくさんいると思います。退職金が出ない会社もたくさんあります。余裕資金があることを前提に考えてもらっては困るんです。

特にいま、中高年の引きこもり人数も驚くべき数字が発表されてます。そんな人たちは、自分の親がいなくなったらどうすればいいのか。資産家に生まれたなら相続やらなんやらで何とかなる人もいるかもしれませんが少ないのではないでしょうか。

確かに、なかには引きこもる事情によっては「自業自得」という言葉も当てはまる場合もあるのでしょうけれど、そればかりではないはずで。

定年後の就労についても、体力に相応する職場を見つけられるとは限りませんし、元の職場でそんな仕事を用意してくれる可能性も低いと思います。

過去に報じられた税金の無駄遣いなどはどうなったんでしょう。年金に関係ないと言われればそれまでですが、税金も年金保険料も出す方にとっては大事なお金なんです。

6月に入っていろんなものが値上がりし、10月には消費増税。その根拠となった数字もあやしい。そのうえ老後は自助(95歳まで生きたらですけど生きそうですし)。国はほんとにちゃんと国民のことをわかってるの?と聞きたいものです。

収入にゆとりがある世帯とそうでない世帯、納める税額は違いますが生活はすべての人に共通することですから、収入の「平均」という名の高い水準ばかりみないでもう少し底辺に近いところの実態もみてからいろいろ決めてほしい。

子どもたちの未来は明るいのか?

ゆとりがない世帯はごちそうは食べられない、趣味にお金使えない、週末にお出かけなんて時間があったらバイトよ、なんていう暗~い発想になってしまいます。

老後ったって、持ち家がない人は家賃が必要ですから、その分を考えるともっと足りないってことですよね。家賃だけじゃない、病院にかかる費用、高齢になって運転するのを控えようと思ったら交通費も考えないといけません。

このままほんとうにお金足りなくて生活が厳しくなったら、いま住宅ローンを払って住んでいるこの家も手放すことになるのかな~、なんてよぎります。

うむ。

住宅ローンは返せるうちにさっさと返してしまいたいものですが、年齢によっては子供をあてにしてしまいたくなるかもしれません。

この先の国を背負う彼らにそれはあまりにもかわいそうなので考えたくないですが、実際にあてにできたとしても、将来のことを考えておかないと相続税とか贈与税とかかかってしまいますし、家が古くなったらリフォームや建て替えも必要になります。ローンさえ払ったらおしまいっていうわけではないんですよね。だからローンくらい自分たちでなんとかしないといけません。

わたしたちの世代(かろうじて40代)もかなり危ないですけど、子供たちの未来はもっと見えなくて大変そうでかわいそうです。

年金よ、信じていいのか悪いのか

いままで払ってきた年金分が現金で口座にあれば、それを将来の資産運用に回すんだけどなぁ、って絶対口に出したらあかんやつが出てしまいそうで・・・って書いてしまいました。

本来、年金って、自分が死ぬまでずっともらえるのだから、実は素晴らしい資産運用なんですよね。しかし、それもある程度の金額でもらえることを前提にいえることです。

しかも、それでは足りない。以前から年金に頼るなということは聞いてたので多少準備はしておかないととは思っていましたが、あれだけ毎月がっつり徴収しておいて、「足りないからあとは自分たちでよろしく」ではちょっと何か足りないんじゃないでしょうか。もはや感情論です。

まとめ

もしも、自力でなんとか老後も生き切ってくれと国が望むのなら、是非学校でお金についての教育を取り入れてください。大人にも教えてください。無償で。税金は使わずに済むように、テレビで講座開いてください。もしくは、例えば企業や各自治体に職員を派遣してセミナー開いてください。出張費は自分たちでなんとか賄ってください、それで過去の無駄遣いを少しでも国民に返してください。

暗いニュースに暗い反応しかできませんでしたが、いまからどうにかしようとすると、普通に働くのでは追いつけません。

2,000万円って大金です。

そりゃ、実業家や、若いころから大企業で正社員として働いていてマンションも現金でポンっと買ったりする人もいます。ですが、そんな人はほんの一握りです。もっといえば、国民の平均年収は彼らを除いて計算してくれてもいいんじゃないかと思うほどです。

景気の悪さのせいもあって、多くの非正規雇用とか失業者を生み出しました。一方で、企業はいまや内部留保を貯め込んでるというニュースもあります。景気が悪くなって人件費を下げざるを得なかった企業と、働く場所を確保したかった非正規雇用という立場。そのころはお互い持ちつ持たれつだったかもしれません。

しかし、景気が回復したというなら、お互いがWinWinの関係になれればいいのに、わたしには、企業が非正規労働者に甘えすぎているようにしか見えません。そのくせ、非正規労働者を見下げている部分も垣間見える。

非正規雇用やリストラ失業、介護による失業・・・等々。そこに流れていかざるを得なかった人たちがこの先どうすれば明るい老後を思い描けるか、そして国がやってきた無駄遣いやそれへの対処、お金を増やすための知識がない国民等々、そこにもぜひ目を向けてから「自助」という言葉を発してほしいものです。

まとめのまとめ

そんな暗い方を向いてばかりいても仕方ないので、何かしないといけません。まずは自分にできることを探してみようと思います。

新聞やチラシでお金についてのセミナー開催の情報を目にする機会も増えています。これらを活用して、お金の知識やこれから備えられることを見つけられたらいいなと思います。

あきらめるな、明るい明日へ! なんちゃって。

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